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2017.11.10
踊りをやっていた祖母の影響で、小さい時分から芸事が好きどしたね。京都へ行って舞妓さんになると決めたのは中学1年生の時どした。そのまま京都で暮らして17年、故郷で育った時間より京都が長くなりました。京都は「一見さんお断り」とか一見冷たく見えますけど、身内やと思ってくれはってからはすごくあたたかいので、逆に余所よりも暮らしやすいんじゃないかなと思います。今、うちの両親も愛媛から京都へ来て一緒に住んでるんどすけど、最初はこわごわ来はったんどす。京都の人って実はみんな教えたがりで親切と知ってからは、今ではわたしより友達も多くて、京都暮らしを満喫してはります。
京都って、ちょっと歩けば有名なお寺さんにもすぐ行けますし、とてもコンパクト。市内には大きな鴨川が流れていて人と自然が近いまちやなぁとも思います。鴨川は桜や紅葉の季節は本当に綺麗どす。歩いてるだけで季節のうつろいを感じられるので、それはやっぱり京都の魅力どす。人もモノも風景も、観光だけではわからへん魅力がたくさんあるまちなので、ぜひ住んでみて感じてほしいどすね。
(2017年11月インタビュー)
PEOPLE
祇園甲部 芸妓
京都歴 : 17年 出身地 : 愛媛県
三味線の師匠だった伯母の影響で3歳から三味線を習う。踊り手だった祖母と伯母の手ほどきを受け、芸事の道へ。休日は、能や狂言などの舞台鑑賞とともに、美味しいもの好きの仲間たちと一緒に食べ歩きをするのが至福のひととき。