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2017.11.10

世界遺産が日常の景色です

世界遺産が日常の景色です

憧れの京都に住みたかった

京都を初めて訪れたのは、舞妓さんになるための面接を受けに来た中学3年生の時で、ものすごく緊張していたことを覚えています。せやけど、自分が憧れていた場所を目の前に、「写真よりも本物の方が絶対いいな」と思いました。元々、本やテレビで見る京都の風景に憧れがあったんどすけど、ある時、雑誌で上七軒の舞妓さんの特集を見て興味を持ったんどす。舞妓さんになれば京都にも住める…そう思って面接を受けに行きました。そして中学卒業後に、上七軒での生活が始まりました。上七軒は落ち着いた雰囲気の、京都最古の花街どす。ご近所さんたちもみんなうちら芸妓舞妓のことを大事にしてくれはって、優しいまちどすね。

京都の人はみんなあたたかい

伝統を大切にしながら新しいものを生み出す

ここ岡崎にはよく行きますね。平安神宮に参拝したり、疏水沿いをお散歩したり…図書館や美術館といった文化施設も多くてお気に入りの場所どす。古い建物を、良いものを残したまま現代に合わせたレトロモダンな建物にリノベーションしてるのは、見ていて楽しおすね。花街とはまた違った魅力があって、伝統を大切にしているまちだからこそ、新しいものが生まれていくのだと思います。

(2017年11月インタビュー)

PEOPEL

 

市桃(いちもも)さん

上七軒 芸妓

京都歴 : 10年
出身地 : 高知県

お休みの日は公共交通機関を使ってお出かけし、まち歩きをする。まちなかにある駒札はついつい立ち止まって読み込んでしまう。近所の北野天満宮もお気に入りスポットで、御土居のもみじ苑や梅苑を歩いたり、水占みくじを引くのが楽しい。