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記事
2017.11.10
小さい頃から時代劇が大好きで、おきものとか日本髪に憧れていたんどすけど、中学の修学旅行で京都に寄せてもろた時に初めて、舞妓さんの存在を知りました。見た瞬間「これや!」と思って、将来の夢が決まり、中学を卒業した2014年の初夏、舞妓さんになるために京都へやってきたんどす。住んでみて、やっぱりこのまちは素敵やと思いました。特に東山には、清水寺や八坂神社があって、ほんまに京都らしい光景が広がっています。八坂の塔を望む景色はいつ見ても心に響いて、ここを通るたびに、京都は大好きな時代劇の世界が広がっているまちやなぁと思います。
芸妓さんや舞妓さんがいる「花街」も、京都のまちなかにあって、うちらは日々、舞やお囃子、お三味線といった日本の伝統伎芸を学び、お稽古に励んでいます。うちらだけやのうて、大先輩のお姉さん方も、お家元も、お師匠さん方も、「まだまだや」とお稽古をされている姿を間近で見て、ほんまに芸には終わりがないなと思います。伝統文化は人の手で守られ、うちもその伝統を守っていく一人なんやということを実感しています。
(2017年11月インタビュー)
PEOPLE
宮川町 舞妓
京都歴 : 3年 出身地 : 東京都
4人きょうだいの次女。小学3年生の時にヒップホップとジャズダンスに出合い、表現することの楽しさに目覚める。舞妓になった現在も、踊りが一番好き。休日には近隣のおしゃれなカフェや、路地裏のかわいい雑貨屋をめぐっている。