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2016.03.05
幼い頃から着物などの「和の美しさ」に惹かれていました。京都には雑誌やテレビなどを見て憧れを抱いていましたが、中学の修学旅行で訪れてみて神社仏閣や、扇子などの伝統工芸品を扱うお店の多さに感激し、憧れはますます強く。高校卒業を前に自分の進路を考えたとき、伝統工芸を学びたいと思いました。京都にならきっとそのチャンスがあふれているはず! と踏んで、京都に進学。そのまま移住を決めたんです。
伝統工芸を学ぶ中で、漆芸の世界へ入り、2014年に工房「表望堂」を夫と共に起ち上げました。社寺や漆器・漆細工の修復作業、オリジナル作品の制作をしながら、先人から受け継がれてきた技法の素晴らしさを実感する日々。また、京都ではちょっと外を歩けば、季節の和菓子やあちこちの神社で催されるお祭りなどに出合え、生活の中に伝統文化が溶け込んでいますよね。季節の移ろいや節目を大切にしながら日々の暮らしを楽しむ知恵が、京都にはあふれていると思います。
(2016年3月インタビュー)
PEOPLE
漆作家
2007年から 和歌山県和歌山市→京都市東山区 年 代:20代 世帯構成:夫婦 職 業:漆作家