陶芸家の猪飼さん、みっけ。
やきもののまち五条坂で生まれ育ち、自身も陶芸家を生業とする猪飼祐一さん
「日本人が白米を食べる時は陶器の茶碗。
日本人には陶器で食べる DNAがきっとあるはず。 少し興味を持ってもらえるだけでも、何かを食べる時の味が変わってくる。 やきものが回っているのを触ったことがない人がいるのは悲しい 陶器に触れる機会を提供していきたい」
そう話す猪飼さんは、若者がやきものを体験する機会を作りたいと、
地域の小中学校へ陶芸を教えに行くなど、体験できる場を提供している。
「京都の伝統と歴史、そして革新のまち。 やきもののまちとして、時代に翻弄されながらも再生していく。 次にどうしていくかが大切だ」
そこには、やきものまちとしての危惧と、 外からワカモノがどんどんまち作りに関わってほしいという思いがある。
「やきものを体験したい人はいくらでも来て、身近なものを触る喜びを体感してほしい」